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外付けSSDが注目される理由

近年、パソコンやスマートフォンで扱うデータ量は急激に増え続けています。
4K・8Kの高解像度動画や、RAW形式の写真データ、容量の大きいゲームタイトルなど、
従来の外付けHDDでは転送速度が追いつかない場面も珍しくありません。
そんな中で注目を集めているのが「外付けSSD」です。
外付けSSDは、従来のHDDに比べて読み書き速度が圧倒的に速く、
動画編集や大量データのバックアップも短時間で完了できます。
さらに可動部品がないため衝撃に強く、持ち運びにも安心。
カフェや出張先など外出先で作業する人や、
写真・映像を多く扱うクリエイター、ゲーマーにとっても心強い味方です。
価格面でも数年前に比べて大きく下がり、
今では一般ユーザーでも気軽に導入できるストレージとして普及が進んでいます。
パソコンだけでなく、ゲーム機(PS5、Switch)、スマホやタブレットとの接続も簡単で、
データの受け渡しやバックアップ用途にも幅広く対応。
「外付けストレージ」と聞くとHDDを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、
現在はSSDの方が主役になりつつあると言っても過言ではありません。
これから外付けSSDを選ぶにあたっては、
容量や転送速度、接続規格など知っておきたいポイントがいくつかあります。
本記事では、外付けSSDの基本知識から選び方、
おすすめモデルまで詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたに最適な一台がきっと見つかるはずです。
外付けSSDのメリットと仕組み
外付けSSDが多くのユーザーに選ばれているのは、単なる「新しいストレージ」だからではありません。HDD(ハードディスクドライブ)と比べて具体的なメリットが明確に存在するからです。ここではSSDの基本的な仕組みと、利用することで得られるメリットを整理していきます。
1. 仕組み:フラッシュメモリによるデータ保存
SSD(Solid State Drive)は、フラッシュメモリという半導体を用いてデータを保存します。従来のHDDが円盤状のディスクをモーターで回転させ、磁気ヘッドで読み書きするのに対し、SSDは電子的にデータのやり取りを行います。このため、可動部品が一切なく、機械的な故障リスクが低いという特徴があります。
2. 読み書き速度の速さ
SSD最大のメリットは「速度」です。一般的なHDDの読み書き速度が100MB/s前後であるのに対し、外付けSSDは500MB/s以上、NVMe対応モデルでは2,000MB/sを超えるケースも珍しくありません。例えば10GBの動画ファイルをコピーする際、HDDでは数分かかる処理がSSDなら十数秒で完了します。動画編集や大量の写真現像、ゲームデータのロード時間短縮など、体感的な快適さは圧倒的です。
3. 耐久性と信頼性
HDDは落下や衝撃に弱く、持ち運び時にデータ破損のリスクがあります。一方、SSDはディスクが回転する仕組みがなく、衝撃にも比較的強いため、バックパックやポーチに入れて移動しても安心です。特に外付けとして使う場合は、携帯性の高さが大きな魅力になります。
4. 静音性と省電力性
SSDにはモーターがないため、稼働中でも動作音はほぼゼロ。静かな環境で作業したい人にとって理想的です。また、HDDに比べて消費電力が少ないため、ノートPCでの利用時にはバッテリーの持ちが良くなるという副次的なメリットもあります。
5. コンパクトで軽量
外付けSSDはサイズが非常に小さく、ポケットに入る程度の製品も多いです。重さも数十グラムほどで、USBメモリの延長のような感覚で携帯できます。旅行や出張時に「外部ストレージを持っていこう」と思ったときも負担になりません。
こうした理由から、外付けSSDは「速くて壊れにくい、どこでも使えるストレージ」として多くの人に支持されています。特に、大容量データを扱うユーザーにとっては、もはや必須のアイテムになりつつあります。次の章では、実際に選ぶ際のポイントとなる「容量」について掘り下げていきましょう。
容量選びと用途別おすすめサイズ
外付けSSDを購入する際、まず悩むのが「どの容量を選べばよいか」という点です。価格は容量によって大きく変わるため、用途に合ったサイズを見極めることが大切です。
一般的に、写真や動画のバックアップを主な目的とする場合は500GB〜1TBが目安になります。RAWデータの写真を多く扱うカメラ愛好家や、4K動画を頻繁に編集する人であれば、1TB以上を選んでおくと安心です。特に4Kや8Kの映像は1本あたり数十GBに達することもあり、容量が小さいとあっという間にいっぱいになってしまいます。
一方、日常的な書類や音楽、画像の保存が中心であれば250GB〜500GBでも十分です。最近ではクラウドストレージと併用するケースも多く、必要に応じてデータを振り分けながら管理することでコストを抑えられます。価格を重視するならこのクラスが最もバランスが良いと言えるでしょう。
ゲーミング用途の場合、特に注意が必要です。PCゲームや最新のコンソールゲームは1タイトルで100GBを超えることも珍しくなく、数本のゲームをまとめて保存するなら2TB以上を推奨します。ゲームデータは更新やDLCで容量が増えていく傾向があるため、最初から余裕を持った選択が快適さにつながります。
また、外付けSSDは内部構造的に「空き容量が多いほど速度や寿命が安定しやすい」という特徴があります。データをギリギリまで詰め込むとパフォーマンスが落ちる場合があるため、計算上の必要容量にプラス20〜30%程度の余裕を見て選ぶのが理想的です。
用途と予算をしっかり整理した上で、少し余裕のある容量を選ぶ。これが、外付けSSDを長く快適に使うための第一歩と言えるでしょう。
接続規格と速度のポイント

外付けSSDを選ぶ際にもう一つ重要になるのが、「接続規格」と「転送速度」です。どれだけ高性能なSSDを選んでも、接続するポートや規格が古いと本来の性能を発揮できません。購入前に、自分のPCや機器がどの規格に対応しているか確認しておきましょう。
1. USBの規格
現在主流となっているのはUSB 3.2 Gen2やUSB 3.2 Gen2x2です。
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USB 3.2 Gen2は理論値で10Gbps(約1,250MB/s)
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USB 3.2 Gen2x2は20Gbps(約2,500MB/s)
という高速転送に対応します。
一方、古いPCに多いUSB 3.0(5Gbps)やUSB 2.0では、せっかく高速なSSDを購入しても速度が大きく制限されてしまうため注意が必要です。 
2. Thunderbolt 3/4
さらに上を目指すならThunderbolt 3/4対応モデルも選択肢に入ります。理論値で40Gbps(約5,000MB/s)という圧倒的な転送速度が魅力で、4K動画編集や大容量データの移動もストレスなく行えます。Macユーザーや映像クリエイターの間では特に人気がありますが、対応ポートを備えていないPCでは活用できないため、購入前に必ず確認しましょう。
3. NVMeとSATA
SSD自体の構造にも「NVMeタイプ」と「SATAタイプ」があります。
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SATAタイプは最大で約550MB/s程度
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NVMeタイプは理論値で2,000MB/s以上
と速度に大きな差があります。外付けSSDでもNVMe対応製品は増えていますが、その分価格はやや高め。ただし、転送速度を重視するならNVMe一択と言えるでしょう。 
4. ケーブルと互換性
高速規格に対応していても、ケーブルやハブが規格に合っていないと速度が出ないケースがあります。購入時には「USB 3.2 Gen2対応ケーブル」など、規格が明記されたものを選びましょう。また、ポートの形状(Type-A、Type-C)も確認し、変換アダプタが必要かどうかも事前に把握しておくと安心です。
接続規格と速度の理解は、外付けSSDを最大限活用するための鍵です。
「せっかく高性能モデルを買ったのに速度が出ない」という失敗を避けるためにも、自分の環境とSSDの性能をしっかりマッチさせることが重要です。
おすすめ外付けSSDブランド&モデル紹介

外付けSSDは数多くのメーカーから発売されていますが、ブランドごとに特徴や強みが異なります。ここでは、信頼性や性能に定評のある代表的なブランドと、その中でも人気のモデルを紹介します。いずれも国内外で評価が高く、初心者からプロユーザーまで幅広くおすすめできる製品です。
Samsung(サムスン)
外付けSSD市場をリードしている代表的ブランドがSamsungです。中でも「T7」シリーズは世界的に人気が高く、読み書き速度は最大1,050MB/sと高速。デザインもスタイリッシュで、手のひらサイズながら最大2TBまでラインナップされています。暗号化機能や耐衝撃性能も優れており、仕事用にも安心して使えます。持ち運びと速度を両立させたいユーザーに特におすすめです。
SanDisk(サンディスク)
メモリカードでおなじみのSanDiskは、信頼性と耐久性に定評があります。Extreme Portable SSDシリーズはアウトドアユーザーやカメラマンに人気で、防滴・防塵性能(IP55)を備え、屋外での使用に強いのが特徴です。最新モデルは最大1,050MB/sの高速転送を実現しながら、軽量でコンパクト。野外撮影や旅行先でのバックアップに最適です。
Crucial(クルーシャル)
コストパフォーマンス重視ならCrucial X8がおすすめです。NVMeタイプで最大1,050MB/sの高速転送を誇りながら価格が抑えられており、初めて外付けSSDを購入する人にも手が届きやすいモデルです。デザインもシンプルで、Mac・Windows・ゲーム機など幅広いデバイスに対応しています。
Western Digital(ウェスタンデジタル)
ストレージの老舗ブランドであるWestern Digitalも、外付けSSD市場で存在感を放っています。特にWD My Passport SSDは堅牢な作りと5年間保証が魅力。耐衝撃性能は2メートルからの落下にも耐えられる設計で、日常使いから持ち運びまで安心して利用できます。カラーバリエーションも豊富で、デザイン性を重視するユーザーにも人気です。
その他の注目ブランド
ADATA、BUFFALO、Seagateなども高品質なモデルを展開しています。国内メーカー製を選びたい場合はBUFFALOが安心で、サポート体制が整っている点も大きなメリットです。価格や保証内容を比較しながら、自分に合ったブランドを見極めると良いでしょう。
どのブランドも速度・耐久性・デザイン性などそれぞれ強みがあり、用途や予算に合わせて選ぶことで満足度が大きく変わります。次の章では、購入後に長く使うための「使い方とメンテナンスのコツ」を解説していきます。
使い方とメンテナンスのコツ

外付けSSDは丈夫で高速ですが、使い方や管理方法次第で寿命や性能に差が出ます。ここでは、安心して長く使うためのポイントを紹介します。
1. フォーマットの選び方
購入後は、接続するデバイスに合わせてフォーマットを確認・変更しましょう。
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Windowsのみで使用:NTFS
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Macのみで使用:APFS または Mac OS拡張(ジャーナリング)
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WindowsとMac両方で使用:exFAT
正しいフォーマットを選ぶことで互換性を確保し、データ破損リスクを減らせます。 
2. バックアップ方法の工夫
SSDは耐衝撃性が高いとはいえ、完全に壊れないわけではありません。大切なデータはクラウドストレージや別の外付けSSD/HDDにもバックアップしておくと安心です。また、重要なファイルはコピーしてから編集するなど、操作時の安全策も有効です。
3. データ管理と整理
容量が大きいSSDでも、常に満杯状態にすると書き込み速度が低下する場合があります。定期的に不要データを整理し、空き容量を確保することが、性能を維持する秘訣です。フォルダ構造を分かりやすく整理することも、作業効率を上げるポイントです。
4. 適切な取り扱い
可動部品がないSSDはHDDに比べて衝撃に強いですが、落下や圧迫は避けるのが基本です。また、直射日光の当たる場所や高温・多湿環境での保管は避けましょう。ケーブルは無理に曲げず、接続時はゆっくり差し込むことが推奨です。
5. 定期的なチェック
SSDの健康状態を確認するために、付属ソフトやサードパーティ製ソフトで書き込み量や寿命の目安をチェックすると安心です。特に大容量データを頻繁に扱う場合、定期的な監視でトラブルを未然に防げます。
購入前に知っておきたい注意点
外付けSSDを購入する際は、スペックだけでなくいくつかの注意点を押さえておくことが大切です。まず、偽物や粗悪品のリスクです。特にオンラインショップや海外サイトで安価な製品を見かけることがありますが、表示されている容量や速度が実際と異なる場合があります。信頼できる販売店や公式サイトでの購入が安心です。
次に、保証やサポート内容の確認も重要です。外付けSSDは長期使用を前提とする製品なので、保証期間や修理・交換の条件を事前に把握しておくと安心です。海外ブランドの場合、国内サポートの有無も確認しておくとトラブル時に困りません。
また、接続規格と互換性も事前に確認しましょう。USB 3.2、Thunderboltなど、せっかく高速SSDを購入しても、自分のPCや機器が対応していなければ性能を十分に活かせません。ケーブルの規格や付属品の内容もチェックポイントです。
最後に、価格変動についても意識すると良いでしょう。SSDは年々価格が下がる傾向があり、タイミングによってはより大容量や高速モデルが手ごろに手に入ることがあります。購入時は性能・価格・用途のバランスを考えて選ぶことが大切です。
まとめ
外付けSSDは、速度・耐久性・携帯性のバランスが優れており、仕事や趣味、ゲーミングまで幅広い用途で活躍するストレージです。HDDに比べて速く、衝撃にも強く、静音性や省電力性にも優れているため、現代のデジタルライフには欠かせない存在と言えます。
選ぶ際には、容量、接続規格、対応デバイス、ブランドや保証内容をしっかり確認することが重要です。用途に応じた容量を選び、適切に管理・バックアップすることで、長期間安心して使用できます。さらに、高速モデルや耐久性の高いブランドを選ぶことで、作業効率や利便性も大きく向上します。
本記事で紹介したポイントを押さえれば、自分に最適な外付けSSDが見つかり、データ管理がより快適で安全になります。初めて購入する方も、既に使っている方も、この記事を参考に選ぶことで、ストレスのないデジタルライフを実現できるでしょう。
  
  
  
  



